linux-pmac INSTALL日本語訳

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この文書は ftp://samba.anu.edu.au/pub/linux-pmac/INSTALLを日本語訳したものです。
1998.6.17 日本語訳 version 0.01 村田暢宏 <nob@makioka.y-min.or.jp>
        Installing Powermac/Linux on a PCI-based Power Macintosh
        ========================================================

        Paul Mackerras  <Paul.Mackerras@cs.anu.edu.au>
        Dept. of Computer Science
        Australian National University.

        8 June 1997     (last updated: 22 January 1998)

目次
=========

1. はじめに
2. Open FirmwareでLinuxを起動する
3. ディスクのパーティションを切る
4. MkLinuxの上に Powermac/Linuxをインストールする
5. Red Hat Installerを使用してPowermac/Linuxをインストールする
6. その他の情報
7. 参考


1. はじめに  (目次へ)
================

Powermac/LinuxはLinux kernelをPCI搭載PowerMacintoshに移植したものです。
MkLinuxとPReP上のLinux/PPCとバイナリ互換があります。
(MkLinux用にMachのシステムコールを使用して書かれたプログラムは
Powermac/Linuxでは動作しませんが、このようなものはごく僅かです。)
MkLinuxと比較すると、Powermac/Linuxはより速く動作し、より多くの
デバイスをサポートしています。

Powermac/Linuxは起動にOpen Firmwareを使用します。MkLinuxのように
MacOSを経由して起動するのではありません。そのため、次のセクションでは
Open Firmwareを紹介し、Linuxを起動するのにOpen Firmwareをどのように
使用するかを説明します。

MkLinuxがすでにインストールされているときは、単にMkLinuxの
rootパーティションにkernelとブートブロックをインストールするだけで、
Powermac/Linuxを起動することが可能です。
しかし、一番便利なインストール方法はRed Hat Installerを使用することです。
Red Hat Installerを使用すればshared librayを含む最新のシステムを得る
ことができる利点があります。

この文書で答えられていない疑問があったら、FAQ-O-Matic(6章参照)を
探すのがよいでしょう。


2. Open FirmwareでLinuxを起動する (目次へ)
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Open Firmware (OF) はPCIバスを搭載しているすべてのPowerMacintosh
(少なくとも過去2年間に製造されたPowerMac)の
ROMに存在するソフトウェアです。OFには2つの主な機能があります:

(1) システムに存在する全てのI/Oデバイスとバスを記述する
デバイスツリーと呼ばれるデータ構造を構築します。

(2) 指定されたデバイスからオペレーティングシステムを起動します。

加えて、OFには、デバイスツリーを確認したり、OFの設定を確認したり変更したり、
起動したりするのに使用できるユーザーインターフェースがあります。
このユーザーインターフェースはFORTHインタプリタ互換なので、
もしFORTHを知っていれば、かなり強力なことができます。

 OFは不揮発RAMにそのふるまいを規定する変数のセットを保存しています。
その変数の確認や変更は、MacOSの Boot Variablesというアプリケーション、
Linuxのnvsetenvコマンド、OFのユーザーインターフェース、で可能です。
[注意:Boot Variablesは Powerbook 3400と最近の互換機では動作しません。]

OFの変数:
boot-device     起動するデバイスのOF名
boot-file       オペレーティングシステムに引き渡される追加の引き数
auto-boot?      自動的に起動するかOFのユーザーインターフェースを起動するかのコントロール
input-device    ユーザーインターフェースの入力デバイス
output-device   ユーザーインターフェースの出力デバイス

OFは電源ONの自己テスト後の起動プロセスの早い段階をコントロールします。
OFはシステムのバスをスキャンしデバイスツリーを構築します。
次に、選択された起動デバイスからオペレーティングシステムを起動します
(`boot-device'変数の値により指定されます)。
ほとんどのPowerMacでは`/AAPL,ROM'であり、これによりOFから
ROM内のMacOSにコントロールが受け渡されます。この値を他の値に変更することで、
OFにMacOSの変わりにLinuxを起動させることができます。たとえば:

fd:installer.coff       フロッピーディスク(とくにFDの`installer.coff'というファイル)
scsi/sd@1:0             SCSI ID #1のディスク
scsi-int/sd@0:0         内蔵SCSIバスのID #0のディスク(2つのSCSIアダプタがある機種で)
ata/ata-disk@0:0        内蔵IDEディスク

この`scsi', `scsi-int', `ata'は OFの完全なデバイス名を表す別名の例です。
例えば、`scsi'は`/bandit@F2000000/gc@10/53c94@10000'の別名であったりします。
別名のセットはシステムによって異なります。OFコマンド`devalias'により
別名のリストを確認することができます。AppleのテックノートTN1062に
詳しいデバイス名の説明があります。(最後の参考を参照)

一般に、1つしかSCSIバスがない機種では`scsi'はSCSIコントローラーの別名です。
2つのSCSIバスをもつ(SCSIバスアダプタが2つ内蔵されている)7500,8500などの機種では、
`scsi' は外部バスコントローラーの別名で、`scsi-int'が内部バスコントローラの別名です。
`ata/ata-disk'は内蔵のIDEディスクの別名ですが、
 `ata/ATA-Disk'または `ata0/ata-disk'となることもあります。

その他のデバイスの別名は通常以下のようになります:

ttya                    モデムシリアルポート
ttyb                    プリンタシリアルポート
kbd                     キーボード
screen                  スクリーンディスプレー(新しい機種で)
enet                    イーサネットインターフェース

通常`input-device' と `output-device'はデフォルトでは`ttya'に設定されています。
つまり、OFのユーザーインターフェースとはモデムポートに接続した
端末または端末エミュレータで 38400 baud, 1 stop bit, no parityという
設定で通信できます。

7200, 7300, 7500, 8200, 8500のような古い機種ではversion 1.0.5の
AppleのOpen Firmwareが搭載されています。新しい機種(6400のような)や
多くの互換機ではversion 2.0です。
古いversion(1.0.5)では少し問題があります:


* 7200, 8200と互換機(たとえばPowerCenter 150)にはスクリーンディスプレイの
ドライバがありません。シリアルポートに接続した端末かエミュレータがなくても、
タッチタイピングが苦にならなければ、入力デバイスを`kbd'にして、
OFのユーザーインターフェースでコマンドを実行させることができます。

* `screen'の別名が設定されていないので、自分のスクリーンのデバイス名を知らなければ
なりません。7300/7500/8500では`/chaos/control'です。
(または`vci/@B'です。この2つは同じものです)
スクリーンディスプレーのドライバーは存在するのですが、スクリーンの初期化は
しばしば失敗します。

* OFの変数はMacOSを起動するたびにデフォルトの値にリセットされます。

* `scsi/sd@1:2'というデバイス名では、コロンのあとの数字はパーティション番号です。
0ではないパーティション番号を明示的に指定すると、OFはそのデバイスを開こうとして
落ちます。0を入れると(最初の起動可能なパーティションを意味します)問題なく動きます。

これらの問題はOF version 2では存在しません。しかし、version 2では
0から始まるフレームバッファのために仮想アドレスを保持しようとするようで、
問題を起こします。load-base変数を100000(1MBポイント)に設定することで解決されます。
これは特に6400や同様の機種(5400,5500など)の機種で必要になるでしょう。

同じようにPowerBook 3400(OF version 2.0.1)では内蔵IDEディスクから起動するには、
`ata0/ata-disk@0,0:8'というようなboot-device変数を与える必要があります。
`,0' と明示的なパーティション番号に注意してください。パーティション番号は
16進数です。パーティション10は`ata0/ata-disk@0,0:a'となります。

input-device と output-device変数を自分のシステムにふさわしいものに設定すれば、
OFのユーザーインターフェースを起動するのには基本的に2通りの方法があります。

- auto-boot?変数を`false'に設定して再起動します。
OFは起動するかわりにユーザーインターフェースを立ち上げます。

- 起動時に command, option, O(アルファベットのO),Fを押しています。
これらのキー(だけ)がOFがオペレーティングシステムを起動しようとする
時点で(すなわちリセットコードが鳴り終わったとき)押されていれば、
起動するかわりにOFはユーザーインターフェースを立ち上げます。
これはinput-deviceがキーボードに設定されていなくても有効です。

一旦OFのユーザーインターフェースが立ち上がると、以下のようなコマンドが
使用できます:

boot                    boot-device変数で指定されたデバイスから起動
boot <device> <args>    <device>から起動して<args>をオペレーティングシステムに引き渡す
bye                     MacOSを起動
devalias                デバイスの別名リストを出力
printenv                OFの変数を出力
setenv <var> <value>    変数<var>を <value>に設定
dev device              <device>をカレントデバイスにする
                        (`..' はカレントデバイスの親を意味する)
ls                      カレントデバイスの子孫を表示
.properties             カレントデバイスの特性を表示

緊急の場合に役に立つキーの組み合わせは command-option-P-Rです。
OFの起動時にこれらのキーが押されていれば、不揮発RAMの内容をデフォルトに
リセットしてMacOSを起動します。残念なことにOFの変数のいくつかを不正に設定すると、
これでもまったく起動しません。このような場合、最後の手段は一時的にマシンの
バッテリを外してNVRAMの内容が蒸発するのを待つことです(これには数分かかります。
主電源も抜いておくように)。
また、ADBバスに(ジョイスティックやタッチパッドのような)デバイスを追加しているときには、
OFがcommand-option-P-Rを正常に認識しないこともあります。
command-option-P-Rが働かなかったら、それらのデバイスを外してマシンをリセットして
再度試してください。

Powermac/Linuxはフロッピ、Ethernet経由、SCSIまたはIDEディスクから起動できます。
Linuxをハードディスクから起動するには、
linuxをインストールしたrootパーティションに
第1段階のブートブロック、第2段階のbootstrapファイル、そしてkernelイメージをあることと、
ディスクのパーティションマップでrootパーティションが起動可能になっていること
が必要です。
(よく知っている読者は'必要'が厳密には正しくないことに気付くでしょう、
なぜなら他の実行可能な組み合わせがあるからです。しかし、これが
もっとも一般的な組み合わせです)
以上はLinuxで`quik'コマンドを使用するか、MacOSで`Quik-MacOS'アプリケーションを
使用することで自動的に設定できます
(注意! Quik-MacOSはSCSIディスクにしかアクセスできません。IDEディスクは駄目です)。

フロッピディスクからの起動は比較的簡単です:XCOFF-形式のkernelイメージを
MacOS(HFS)フォーマットの高密度(1.44MB)フロッピに入れて、
イメージファイルの名前を起動デバイスに設定します
(`fd:vmlinux.coff'というように)。

Ethernet経由での起動には他のマシンをBOOTPサーバとして設定し、
適切なXCOFF-形式のkernelイメージを提供できるようにすることが必要です。
BOOTPサーバーは起動するマシンと同じサブネットになければなりません。
Ethernet経由の起動はフロッピからの起動より早いのですが、
以前にやったことがなければ、BOOTPサーバーを設定するのは
単にMacOSでkernelイメージをフロッピにコピーするよりも時間がかかるでしょう。

Linuxに自分のrootパーティションを教える必要がある場合があります。
これはboot-fileを" root=/dev/hda7"というような文字列に設定することで可能です。
ここで、/dev/hda7はrootパーティションを含むデバイスのLinuxでの名前です。
(この例では1番名のIDEディスクの7番目のパーティションです)
rootパーティションを指定する必要が「ない」のは以下のような場合です:

* rootパーティションがSCSIディスクにあり、そのディスクから起動する
または、

* Red Hat installerの kernel (installer.coff)から起動する

Performa 6400でPowermac/Linuxを起動するには特記事項があります:

* OFは外部SCSIディスクのアクセスできないようです。EIDEディスク、フロッピまたは
Ethenetから起動してください。

* スクリーンをOFの出力デバイスとして使うときには、
load-base を 100000に設定してください。
この問題は、OFがフレームバッファを0から配置するので、
load-baseをデフォルトの4000のままにしておくと、
起動しようとするファイルがフレームバッファへロードされ、
上書きされてしまうというものです。


3. ディスクのパーティションを切る (目次へ)
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すでにLinux (MkLinux または Powermac/Linux)をインストールしてあれば、
rootとswapパーティションそしておそらくusrパーティションがあるでしょう。
もしなければ、Linuxを使用したいディスクのパーティションマップに
充分なフリースペース(300-400MB)が必要です。システムの内蔵ディスクでも
外付けSCSIディスクでもかまいません。「フリースペース」は
Finderで表示されるMacOSで使用可能なスペースのことではありません。
そのディスクで他のパーティションに割り当てられていないスペースのことです。

通常、新しPowerMacや互換機の内蔵ディスクは大きな単独のMacOSパーティションに
なっているので、Linuxのために充分なスペースを解放するには、
MacOSでApple HD/SC,  FWB toolkit,  Silverliningなどのパーティションを切る
ツールを使ってパーティションテーブルを編集する必要があります。
これとは別に、Red Hat Installerではlinuxのユーティリティ`pdisk'で
パーティションテープルを編集でる機会があります。
(pdiskはMacOSのHFSパーティションを初期化しないので、新しいMacOSパーティションを
作成するにはMacOSのツールを使用したほうがよいでしょう)

MacOSパーティションを縮小する必要があるときには、そのパーティションの中の
全てを(少なくともなくしたくないもの全てを)バックアップするのが安全です。
そしてパーティションを削除し、新しい小さいパーティションを作成して、
全部をコピーバックしましょう。
パーティションがMacOSのシステムボリュームのときは、他のデバイス
例えばCD-ROMなどから起動する必要があります。
(そうするとCD-ROMからシステムを再インストールすることでシステムファイルを
保存できます)

(Nortonユーティリティのような)フラグメンテーションを
解消するソフトを用いて圧縮し、パーティションの大きさを変更するという
手順でMacOSパーティションを縮小できるということです。
私はこの方法を試したことがありません。また、この方法が有効か?
Disk First AidやNortonユーティリティのようなツールで修正すべき
ファイルシステムの非連続性が残るか?についてはよく解りません。

rootパーティションは最低50MBは必要です。
rootパーティションが250MB未満であったら、別に最低200MBのusrパーティションが
必要です。(Xをインストールすると仮定すると、100MB未満の最小のシステムを
インストールすることができます)。(訳注:Xをインストールしなければ ではないのかな?)
30MBから120MBのswapパーティションも必要です。
これら全てのパーティションはRed Hat Installerにより作成できます。

Red Hat Installerではオプションで使用したいパーティションを初期化できます。
パーティションを初期化すると新しい空の ext2 ファイルシステムができます。
(Red Hat Installerは little-endianのパーティションを作成します。)

4. MkLinuxの上に Powermac/Linuxをインストールする (目次へ)
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すでにMkLinuxをインストールしてあって、Powermac/Linuxを試してみたいときは、
インストールしたMkLinuxをほんの少し変更することで可能です。
MkLinuxとPowermac/Linuxでは同じバイナリが動作するので、
変更は新しいkernelとブートブロックをインストールし、
システムの設定ファイル(/etc/fstab)を変更するだけです。
(訳注:MkLinux pre-DR3/DR3では /etc/fstabの変更は不要です)
Powermac/Linuxのkernelとブートブロックのインストールは
MacOSでQuik-MacOSを使用するか、MkLinuxで可能です。

MkLinux と Powermac/Linuxでは SCSIディスクの数え方が異なります。
(訳注:これはDR2.1まで。pre-DR3/DR3では同じになりました)
MkLinuxではSCSIのIDに従って番号をつけ、ID 0のディスクは /dev/sdaに、
ID 6のディスクは /dev/sdgになります。
一方、Powermac/Linuxでは(他のアーキテクチャのLinuxと同様)、
SCSIバスをスキャンして見つかった順に名前を割り当てます。
例えば、2つのSCSIバスをもつシステムでは、以下のようになります。

internal bus, ID 0      /dev/sda
internal bus, ID 5      /dev/sdb
external bus, ID 1      /dev/sdc
external bus, ID 5      /dev/sdd

この結果、 どのディスクのパーティションがどのファイルシステム
としてマウントされるかを指定する/etc/fstabが、MkLinuxと
Powermac/Linuxの間では異なってしまいます。
(訳注:くどいようですが、MkLinux pre-DR3/DR3では同じです)
典型的には、Powemac/Linuxを最初に起動すると、
起動スクリプトはファイルシステムをチェックしてディスクの名前が
間違っているといってエラーになり、shellのプロンプトに落ちます。
/etc/fstabを訂正するには、まずrootパーティションを読み書き可能な状態で
マウントする必要があります。次のようなコマンドで行います:

# mount -n -o remount /dev/sda6 /

もちろん/dev/sda6を自分のrootパーティションに変えてください。
viやemacsを使うために/usrをマウントする必要があったら、以下のコマンドです:

# mount -r -n /dev/sda8 /usr

/etc/fstabを編集したら、shellから出てシステムを再起動してください。

kernelとブートブロックをMacOSでインストールするには、
以下のファイルを
ftp://ftp.linuxppc.org/linuxppc/powermac または
ftp://cap.anu.edu.au/pub/linux-pmac :
から入手してください。

Quik-MacOS-1.1.sit.bin
vmlinux
vmlinuxは必ず *バイナリ*モードでgetしてください。
代りにvmlinux.gzをgetしてMacGzipかStuffItで伸展してもよいでしょう。
Quik-MacOSを展開してvmlinuxファイルをQuik-MacOSアプリケーションと同じ
フォルダに入れます。そして、Quik-MacOSを立ち上げて、どのパーティションを
使用するかの質問に答えてください。これが完了したら、
Boot Variablesを使用して、boot-deviceを変更し、再起動してください。

MkLinuxでkernelとブートブロックをインストールするには、上記どちらかの
サイトからvmlinuxをgetして(vmlinux.gzをgetしてgunzipで展開してもいいです)、
rootディレクトリに置いてください。
さらにquikパッケージ (quik-1.2.0-1.ppc.rpm)が必要です。
ftp://ftp.linuxppc.org/RedHat/RPMS
またはそのミラーサイトからgetしてインストールしてください。
このパッケージをインストールするコマンドは以下のとおりです:

# rpm -ivh quik-1.2.0-1.ppc.rpm

quikのパッケージをインストールするとデフォルトの /etc/quik.conf ファイルが
作成されます。ほとんどの場合これでよいはずです。
次に、ブートブロックをインストールするために quikを走らせます。
以下のようにしてください、

# quik -v

pmac-utilsパッケージをインストールしておくのが便利でしょう。
これもftp://ftp.linuxppc.org/RedHat/RPMSから入手できます。
(pmac-utils-0.7-1.ppc.rpm)。
これはMkLinuxででも一旦Powermac/Linux立ち上げてからでもインストールできます。
このパッケージには以下のものが含まれます。

clock           システムの日時をMacのクロックチップに合わせます
macos           MacOSを起動するようにOF変数変更し再起動するスクリプト
nvsetenv        OF変数を表示・設定
nvvideo         不揮発RAMのデフォルトのビデオ解像度を表示・設定
fdeject         フロッピドライブからFDを排出

(注: Red Hat Installerではpmac-utilsパッケージはデフォルトでインストールされます。)


5. Red Hat Installerを使用してPowermac/Linuxをインストールする  (目次へ)
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Red Hat InstallerはRed Hat社のIntel, SPARC, Alpha向けの
Linux配布に使用されているインストーラに基づいています。
(訳注:pre-DR3/DR3からMkLinuxもRed Hat Installerです)
これにより CDまたはハードディスク(MacOS HFSでもLinuxでも)、ネットワーク
経由のFTPまたはNFSからのインストールが可能です。

インストーラーは、`RedHat'というディレクトリに含まれた、
`base' と`RPMS'と呼ばれる2つのディレクトリ(フォルダ)にアクセスできなければなりません。
base ディレクトリにはインストールの過程で必要な雑多なファイルが含まれます。
MkLinux DR2.1の配布ファイルはRed Hat Installerでインストールするには不要です。

CDやネットワーク経由のFTPまたはNFSでインストールするときは、
RedHatディレクトリが先にCDまたはサーバになければなりません。

ローカルなハードディスクからインストールするときは、
"RPMS"と"base"ディレクトリ/フォルダを含んだ"RedHat" ディレクトリ/フォルダ
を作成する必要があります。そしてftp.linuxppc.org(またはmirror)から
RedHat/RPMS と RedHat/base の内容をそれぞれgetしてください。
(もしディスク容量がきつければ、必ずしも全てのRPMsをgetする必要はありません。
どのRPMsが必要かを知るには、base/comps.pmacファイルを読んでください。
セットになったパッケージ名のリストがあります。
*beforeskel*とBaseのセットの全てのパッケージが必要です。
そして他のインストールしたいセットのパッケージが必要です)
これらのファイルはMacOS(HFS)パーティションに置くことができます。
ZipまたはJazディスクに置くときには、そのディスクがインストーラを
立ち上げる前に確実にインサートされているようにしてください。

HFSパーティションに置くと、いくつかのファイル名は31文字より長くて、
切り詰められているかもしれませんが、*これは問題ではありません*。
インストーラはRPMSディレクトリの全てのファイルを読み、そのヘッダから
パッケージ名とバージョンを探し出しますから。

インストーラを立ち上げるには、`installer.coff'を起動してください。
これには Powermac/Linuxのkernelとインストーラと関連するその他のファイル
を含んだramdiskが含まれています。kernelイメージとramdiskは
gzipで圧縮されていて、合計で1.4MB以下になっていて、高密度のフロッピに
ちょうど入ります。

インストールの手順は以下のとおりです:

1.  FTPで以下のファイルをgetします:

bootvars.sit.hqx        アプリケーション "Boot Variables"
installer.coff          インストーラのkernelイメージ
                        ***必ずバイナリモードでgetすること***

ftp://ftp.linuxppc.org/linuxppc/powermac  または
ftp://cap.anu.edu.au/pub/linux-pmac から入手できます。

アプリケーション "Boot Variables"はApple menuから起動できるように
コントロールパネルフォルダに入れておくと便利です。

2.  installer.coffをMacOSでフォーマットしたフロッピにコピーします。
新しいまたは最近再フォーマットしたフロッピを使うのことをお勧めします。
フロッピのスペースが断片化されすぎていると、たとえMacOSではなんら問題が
なくとも、OFは`too many extents' というエラーメッセージを出して読むことを拒否します。
また、OFのフロッピを読むルーチンは頑丈でないので、MacOSで読めるフロッピでも
問題があることがあります。

3.  Boot Variablesを開いてboot-device変数を`fd:installer.coff'にセットします。
input-deviceとoutput-deviceを設定して、OFからのエラーメッセージを読めて、
必要なときにはOFのユーザーインターフェースが使えるようにしましょう。
この設定は自分のマシンがどの種類によるかで異なります。
詳細は2章を参照してください。

4. `Write'ボタンを押してBoot Variablesを終了します。

5.  再起動します。

6.  リセットコードが鳴る前にinstaller.coffを含んだフロッピを挿入します。
この時を逃すとOFはフロッピから起動できません。このような場合は、
マシンをcommand-option-power keyでリセットしてください。
フロッピドライブが読み取る音が聞こえないといけません。
これにはしばらくかかります。

7.  続いて、スクリーンにはRed Hat Installerの最初の画面がでるはずです。
インストーラではメニュー、選択、ボタンなどが付いたいくつものスクリーンが使用され、
インストールの詳細を設定できます。

Red Hatの配布を含むディレクトリのpathを指定するように尋ねられたら、
RedHatディレクトリを「含む」ディレクトリの名前を指定してください
たとえば、ftp.linuxppc.orgからFTPインストールしているときは、
"/"になります。もしRedHatディレクトリがローカルディスクの
MacOSパーティションにあるときは名前の付け方は若干直感に反します。
MacOSパーティション(ボリューム)が"Macintosh HD"であるとします。
もしRedHatフォルダが"Macintosh HD"の中にあったら、pathは"/"です。
しかし、デスクトップにあったら、"/Desktop Folder"となります。

8.  インストールの最後の過程で、最後のスクリーンでboot-deviceの設定を
変更する機会があります。これをrootパーティションを含んだディスクの
OF名(2章参照)、またはMacOSを再起動したければ /AAPL,ROM に設定します,

注意:installerのブートフロッピは何らかの理由で起動できなくなった、
インストール済みのLinuxを救い出すのにも使用できます。
fd:installer.coff から起動してboot-fileに" --rescue"を設定してください。
kernelが起動すると、最初のほうの画面が出てすぐにshellに落ちます。
ここでrootパーティションをマウントして修理することができます。
別のやり方としては、fd:installer.coff をboot-fileでrootパーティションを
指定して起動することもできます。(たとえば" root=/dev/sda6" など)

6.その他の情報  (目次へ)
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何か疑問があたら、FAQ-O-Maticで答えを探すのがよいでしょう。
http://cobweb.dartmouth.edu/cgi-bin/cgiwrap/jonh/faqomatic/faq.pl
です。
FAQ-O-Maticで答えられていない疑問があり、その答えがわかったときには、
その疑問と答えをFAQ-O-Maticへ追加して貢献してください。もしFAQ-O-Maticの
答えが不充分、不精確で訂正が必要だと思うときは更新して貢献してください。

参加を考慮していただきたいメイリングリストは2つです。
一つは linux-pmac-announce@samba.anu.edu.au です。
流量が少ないリストで新versionの発表など、powermac/linuxに関する
特別なアナウンスにだけ使用されます。
2つ目はlinux-pmac@samba.anu.edu.auです。
こちらはpowermac/linuxについて話し合いpowermac/linuxに関して
質問し答えるところです。(しかし、FAQ-O-Maticで答えられていることを
尋ねてもあまり反応はないでしょう)
これらのリストに参加するにはlistproc@samba.anu.edu.auに
サブジェクトのないメイルを送ってください。
本文には

subscribe linux-pmac 自分の名前

または

subscribe linux-pmac-announce 自分の名前

"自分の名前"はリストで使用したい名前に置き換えてください。

7.参考  (目次へ)
===============

Linux for PowerPCプロジェクト	http://www.linuxppc.org/

FAQ-O-Matic	http://cobweb.dartmouth.edu/cgi-bin/cgiwrap/jonh/faqomatic/faq.pl

Powermac/Linuxのpage	http://www.burpteam.home.ml.org/
Powermac/Linuxのpage	http://www.cs.wisc.edu/‾tesch/linux_info/

Motorola Starmax上のPowermac/Linux	http://www.duke.edu/‾wj/linux/

Linuxの一般的情報	http://www.linux.org/

AppleのOpen FIrmwareに関するTech Notes	http://17.126.23.20/dev/technotes/of/of-1.html.

IEEE 1275 Open Firmware home page	http://playground.Sun.COM/pub/1275/

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